紙加工ダイゲン

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ダイゲンコーポレーションについて
2011.05.07

ダイゲンコーポレーション創立記念日

本日はダイゲンコーポレーションの創立記念日。式典でのあいさつです。
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<平成23年度創立記念日>
平成23年の創立記念日にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
先日の4/30にて第62期が終わりました。輸出産業を中心に緩やかな回復基調にあった日本経済も東日本大震災を機に大きく様変わりをしました。わが社の主力メーカーである日本製紙様も石巻工場を始め甚大な被害にあいました。わが社におきましても、上期は目標を捉えて折り返しました。下期に入り第3四半期は目標に届かないまでも前年同期比は超えていましたが、第4四半期は昨年実績を下回る結果が続きました。特に震災以降は厳しい状況となっております。そのような中、4月は決算に向けて皆さん大変頑張ってくれました。おかげさまでなんとか増収増益を確保し締めることが出来ました。62期は60周年という節目の年でもありました。たいへん厳しい一年でありましたが、大きな事故もなく、また一人も欠けることなく、今日こうして創立記念日を迎えることが出来たことに感謝いたします。東京への社員旅行や、新規事業である紙通販ダイゲンのオープンなど節目の年として大変充実した一年であったと感じております。これも毎日、毎月の積み重ねの結果であり、社員皆様の努力の結晶と心から敬意を表します。本当にご苦労様でした。
さて第63期が始まりました。新しい未来に向けてまた一歩踏み出すわけです。我々は流通の一端を担うものとして、紙や包装資材を隅々にまで届けること、これがわが社の使命であります。紙は情報を乗せたり、商品をパーケージしたり、新たな商品を製造する工程に使われたりと、形を変え、情報や商品の付加価値を高めることに使用されております。そしてそれは人々の生活や心をより豊かにしていくことにつながっているのです。紙の流通は社会的にも意義のある、すばらしい仕事であります。我々は昨年度ネット事業を立ち上げることによって、福井県内の域を脱し全国隅々へその使命を果たすべく出発いたしました。仕事の領域を広げることは、その責任も広がるということです。その社会的責任を果たせるようまずは我々の意識を変化させること。そしてお客様の信頼を裏切らないよう会社をゆるぎないものにすることがますます重要になっていきます。
3月11日におきた東日本大震災は甚大な被害をもたらし、大きな心の傷と教訓を残しました。自動車や電子部品産業をはじめ多くの産業が大打撃を受けました。また原発問題がいまだ尾を引く中、消費マインドも落ち込み、日本全体がどんよりと沈んでいます。夏の電力問題も含め一気に復興へと向かう気持ちの脚をひっぱっているというのが現状でしょう。
しかし、我々も同じように震災のせいで結果が出せないという言い訳は出来ません。日々新しいことへ挑戦をしていれば不測の事態が起きても、カバーしてくれるものです。状況が変化しているにもかかわらず、普段と同じ動きをしていれば、世間一般と同じような結果にしかなりません。新しいことへ挑戦していく社風を、また自ら風を起こせなくても新しい試みを受け入れ対応できる柔軟な心構えや体制を作り上げ、まだまだ変化する社会の一歩先を歩んで行きましょう。
今年は今まで以上に厳しい一年になると予想されますが、私自身も紙流通としての社会的責任を全うし、そして皆さんと皆さんを支えるご家族が少しでも幸せになるよう改善努力をしてまいります。混沌とする時代に向けて皆さん力を合わせて頑張っていきましょう。
以上、創立記念日の挨拶といたします。
平成23年5月7日
代表取締役社長 大谷佳史

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