紙加工ダイゲン

紙のプロの視点から生活の中で使われている紙にスポットを当てた情報を発信していきます。また、社内の取り組みから日常のことまで情報満載です!

紙の豆知識
2011.09.22

紙の意外な使用方法

こんにちは。業務課の三嶋です。
最近、携帯端末などの普及で、電子書籍などで本を読む時代になり、本や雑誌に使われる紙の需要は減っているように思われますが、再生可能エネルギーが見直されている今、再生可能な紙はこれからもっと注目されていく素材だと思います。
紙は曲げたり、折ったり、切ったり、貼り合わせたりと加工がしやすい素材なので様々な物の材料になっています。
例えば紙袋や紙の箱、トイレットペーパーの芯である紙管などがよく目にする物です。
あまり目にしませんが建築物にも使われているようです。2000年開催されたドイツのハノーバー万国博覧会の日本館や阪神大震災後に建設された紙管製の教会、またニュージーランド大地震の時に崩れたクライストチャーチ大聖堂を紙の素材を材料にして「仮設大聖堂」を建設するそうです。これらの建築物は同じ日本人の建築家の方が手がけられているようです。
あと旧東ドイツ時代に製造されていたトラバントという名の車がボディが紙できていると何年も前にマンガで読んだことがあり信じていたのですが、実際にはFRPですが表面の質感がボール紙のように見えたために西側にそのように言われていたようです。もっとも製造末期にはコスト削減のためにプラスティックに紙パルプを混ぜて使っていた時期もあったようですが。
このように紙には意外な使用方法があるのでこれからも注目されていくと思います。

紙加工に関するお見積り・お問合せはお気軽に

contact