紙加工ダイゲン

Processing Technology紙加工の技術紹介

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貼合(合紙・貼り)加工

貼合(てんごう)加工とは、紙の面と面を糊を使って貼り合わせる加工です。
紙の厚みや強度を増し、規格にない厚さの紙や、裏表で色が異なる紙を作り出すことができます。 弊社の貼合機は、厚紙(板紙)専用の機械のため、貼合する紙の一方が0.4mmより厚いことが基本となります。0.4mmよりも薄いものの貼り合わせはお問合せください。
また、紙同士だけではなく、段ボールやスチレンボード(発泡スチロール板)などの異素材との貼り合わせも可能です。

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貼合(合板・貼り)

  • 貼合加工をされた厚紙
    貼合加工をされた厚紙
  • 貼合の様子
    貼合の様子
    職人が丁寧に手作業で貼り合わせています
  • 印刷物+厚紙で強度を増します
    印刷物+厚紙で強度を増します

設備紹介

半自動(ワンタッチ)貼合機RM-1100NS型

薄紙+厚紙 厚紙+厚紙の専用機です。
一方の紙は手差し給紙するタイプの機械で、いろいろな応用が利く非常に利便性の高い機械です。

半自動(ワンタッチ)貼合機RM-1100NS型

許容寸法
最小300mm×300mmから最大1100mm×1100mmまでです。L判全判(800~1100)~K判4切(A3ノビサイズ程度)の紙を貼ることができます。
厚み
厚みは貼り合わせる一方の紙の厚みが0.45mm以上(コートボール#7以上)のものであることが基本になります。
【薄紙+厚紙】・・・上質<70>や色上質紙中厚口以上の厚みで、コシのある紙+コートボール#7以上
【厚紙+厚紙】・・・5mmの厚み以下まで
スピード
薄紙+厚紙で15~17枚/分で通常稼動しております。厚紙+厚紙で通常20枚/分で稼動しております。1日の生産能力は平均で3000~4000枚。なお、紙の組み合わせ、大きさなどによって作業効率が大きく変わります。

事例紹介

このような合紙・貼合が可能です。お気軽にご相談ください。

TYPE1 厚紙+厚紙

紙と厚紙、厚紙と厚紙同士の貼り合わせは、弊社の最も得意とする貼合加工です。
一方の紙厚が0.45mm(コートボール#7<31>)以上あることが基本条件となります。

●スピードは通常20枚/分で稼動します。

【商品例】
用途:かるた
使用用紙:厚紙+厚紙(印刷物)

TYPE2 薄紙+厚紙

薄紙と厚紙の貼り合わせは、最も多く依頼のある貼合加工です。 こちらも一方の紙厚が0.45mm(コートボール#7<31>)以上あることが基本条件となります。それよりも薄いものの貼合も、条件によっては可能ですのでご相談ください。

●厚みは薄紙のほうが0.1mm(上質紙<70>程度)以上でコシのある紙、厚紙は0.45mm(コートボール#7 350g/㎡)以上のものなら貼ることが可能です。
●スピードは通常15~17枚/分で稼動します。

【商品例】
用途:メニュー台紙
使用用紙:厚紙+薄紙(特殊紙)

TYPE3 厚紙+段ボールシート

吊り下げポップや商品陳列什器、トップボードなど、軽量化、コストダウンに適しています。

【商品例】
用途:店内広告用ポップ
使用用紙:厚紙(印刷物)+段ボールシート(E段/Eフルート)

TYPE4 薄紙・厚紙+発泡スチロール板(スチレンボード)

吊り下げポップには軽い発泡スチロール板(スチレンボード)との貼り合わせが適しています。

●ボードの発泡倍率、厚み、大きさなど諸条件をお知らせいただければお見積りさせていただきます。
●両面貼合(紙+発泡スチロール板+紙)をお勧めします。(反り防止になります。)

【商品例】
用途:広告用ポップ
使用用紙:厚紙(印刷物)+発泡スチロール板+厚紙

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